昔の外構は、普通のコンクリートブロック塀と普通のコンクリートの駐車スペースが一般的でした。
デザイン性を取り入れるという事自体がとても稀で、お洒落な外構といえば、既にデザインされたものを写真やカタログから選ぶ程度でした。 さらに裕福な家庭は、高い塀で住宅を囲ってしまい、高い木を植えたりすることで、その家の風格を表現しました。
例えば、サザエさんの家やドラえもんの家は普通のブロック塀ですが、ちびまる子ちゃんの花輪君の家は高いブロック塀にタイルが貼ってありますし、木がたくさん植えてあります。スネ夫の家も高い塀に加え、全面芝張りで鯉を飼う池まであります。 しかし、
「花輪君やスネ夫の家のような庭にしたいです!」
といったお客様に私は出会ったことがありません。
いくら“お洒落な外構”といっても、それは昔の外構での話であり、今風のデザイン性が取り入れられた外構だとは言い難いからだと思います。
一方、最近では外構(エクステリア)と聞くと、ほとんどの方がデザイン性のある外観をイメージします。
それも完全オーダーメイドでデザインされた外構(エクステリア)です。
これは、建築業ではなく外構(エクステリア)業という形態が専門分野として確立されつつあるため、外構(エクステリア)に特化した知識や経験を持つ人たちが、デザイン・施工をすることで昔に比べ個性溢れる外構(エクステリア)を実現することが可能になったからです。