《前回のおさらい》
建物の外側はすべて外構(エクステリア)。
外構(エクステリア)の情報不足には、「下請け会社が多い」「トータルプロデュースできる会社が少ない」「外構(エクステリア)会社は情報の発信が苦手」などがある。
《本編》
知ってもらいたい情報を説明する前に、もう少し外構(エクステリア)について深く考えたいと思います。
外構(エクステリア)を何かに例えるのによく用いられるのが“車”です。
車は軽自動車から高級車まで、外構(エクステリア)と同じような価格帯をしていますし、より一般的に知られているため比較をし易いからです。 ここからは、車と外構(エクステリア)を比較することで、外構(エクステリア)の価値や特殊性を明らかにしていきたいと思います。
まず、車を購入する動機を考えてみます。
「通勤に必要だから」
「ドライブをして楽しみたいから」
「ステータスのため」
「車が好きだから」
などなど、人によって様々な理由で車を購入しますよね。
外構(エクステリア)も同じです。
生活に必要だからといった“機能性”を重視される方や、ステータスや好みといった“デザイン性”を重視される方がいらっしゃいます。 もちろん、“機能性”と“デザイン性”の両方を重視する方も多いですが、結局のところお客様の予算とライフスタイルに見合った選択をするということに変わりありません。 また、その価値に比例して価格が高くなっていくという点においても車と外構(エクステリア)は似ています。
仮に、価格を重視するということであれば、最低限必要な“機能性”をまず考えます。
もちろん、安くて良い車はありますが、例えば軽自動車なのに高級車並みの存在感やステータスのあるものはありませんよね。 外構(エクステリア)も同じで、安くて良いものはとても難しいです。
なぜなら、本当に良い外構(エクステリア)は、お客様と何度も打合せを重ね、ライフスタイルや将来のこと、メンテナンスや好み・使い勝手など様々なことを考慮し、作り上げられるものだからです。