《前回のおさらい》
外構(エクステリア)と車は似ているところが多い。
外構(エクステリア)はライフスタイルに見合った選択が必要。
安くて良いものは難しい。
《本編》
では、今度は外構(エクステリア)と車で決定的に違うところを比較してさらに深く掘り下げてみます。
外構(エクステリア)と車の違いでまず挙げられるのが、「既製品でない」ということです。 工事という性質上、完成品を手に取って触れることが出来ません。 これは“出来てみるまで分からない”“完成品を購入できない”ということです。
車はカタログを見て、販売店まで足を運び、試乗までできます。
しかし、外構(エクステリア)工事はそうはいきません。
ブロックやフェンスのサンプルを見ることはできますが、それが実際に使われるとどういった感じになるかは最後まで分からないのです。
たまに、図面を見て「きれいですね!」と、喜ばれるお客様がいらっしゃいますが、昨今の図面を書くソフトの性能が格段に向上したため、ほんの数時間で簡単に綺麗な図面やCGを書くことが出来るようになりました。
そして、そのまま工事を進めてみると、思っていたより貧相で使いにくく、ありきたりな外構(エクステリア)が出来上がることがあります。
これは、最近のプリクラと同様にデフォルメされた、パッと見てきれいな図面やCGの仕上がりに満足してしまい、内容が疎かになったケースです。
完成品を見ることができないのですから、きれいに見せただけのプランではなく、工事の内容や使い勝手をしっかり見極めて打合せを進めることが重要になります。